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【レポート】東京都立小笠原高等学校で開催

日本金融教育推進協会 学生部です。

当協会では、日本の金融教育の基盤づくり・金融リテラシー向上への取り組みの一環として、学校や自治体などとコラボしてお金の授業を実施しています。


2022年12月21日には七島信用組合 小笠原支店さまからのご依頼で、代表理事の横川が東京都立小笠原高等学校にて「今知っておきたいお金の話」というテーマでオンライン授業をしました。授業は1時間目「1人暮らしでも大丈夫?お金の基礎知識を考えよう!」と2時間目「気を付けておきたいお金のしくみ」の構成で進められました。

【1時間目】一人暮らしでも大丈夫?お金の基礎知識を考えよう!


(1)お金の基礎知識を考えよう!

初めに横川が生徒の方々にお小遣いはどんな制度か、という問いかけをしました。①月額制、②お駄賃制、③その他という項目の中で一番多かったのは85%で③その他、二番目に12%で①月額制、そして最後に3%の②お駄賃制という結果になりました。

また、「お小遣い帳はつけていますか?」という質問に対して、「つけている」、「つけていない」という回答は勿論のこと、「前はつけていた」などの回答がありました。

<まとめ>
大切なのはお小遣い帳をつけること、つまり「お小遣いを貰ったときの対処=収入の管理」であり、大人になっても大切な作業になります。小笠原高校の生徒の方たちは高校生の時点でその作業ができている人が予想以上に多くて驚きました。

(2)私達を取り巻く背景をチェック

次に、日本の変遷やバブル景気から現代までの経済の動きを概観しました。お給料は減っているのか、消費税は何年から始まったのかなどの日常生活に関することもQ&Aなどを使いながら学び、今の日本は円安や物価上昇などあまり良くない状況だからこそお金の知識が大切になるということを学びました。

<まとめ>
ライフイベントや今の楽しみのためにお金は必要だけれども、国の状況はすぐには変えられません。そうとくれば自分でお金の知識を身に着けていくことが重要な時代となってくる訳です。

(3)お金の管理を考えよう

私たちを取り巻く経済について知ったうえで、実際のお金の管理についても考えていきました。管理をする上でまずお金を見える化することが大切になってきます。(2)の「お小遣い帳はつけていますか」という質問で出たお小遣い帳はお金の管理方法の一つです。他にもエクセルや家計簿アプリがあります。

<まとめ>
ノートやエクセル
メリット:書き方やタイミングで自分で自由にカスタマイズできる。
デメリット:計算や書き込みなど自分でやらなければいけない。

家計簿アプリ
メリット:銀行やクレジットカードと連携できる、グラフなども自動で作成される。
デメリット:自分でカスタマイズしにくい、現金払いは自分で登録する。

大事なのは習慣化!

【2時間目】気を付けておきたいお金のしくみ


(4)18歳になったらできること

今回は高校での授業ということで、18歳になったときに親の同意なしにできることについても学んでいきました。


18歳になれば、お金を借りる、部屋を借りる、投資をするなどできることが増えます。特にお金を借りるには①お金自体を借りる、②大きな金額の支払いの際に分割して払うという方法があります。それならば、借りられるだけお金を借りたい、と思いますが貸金業法の規則で年収の3分の1までと決められているため難しいそうです。


<まとめ>
「お金を借りなくちゃ生活が回らない」は絶対に避けなければならず、入ってくるお金・出ていくお金を把握してカツカツの生活にならないよう心がけることが大切になります。

(5)キャッシュレス

キャッシュレス決済とは、お札や小銭を使わずに、お金を払うことです。キャッシュレス決済の種類やそれぞれの仕組み・注意点について学びました。


・分割払い...購入金額を指定回数で分割して払う仕組み。

・リボ払い...毎月決まった金額が引き落とされる。いくら買い物をしても定額のため完済に時間がかかる。必ず元本と手数料を支払う。

もし、リボ払いをしてしまったら?
支払いをいかに短くするかがポイントです。支払いを早めれば将来的に支払う手数料も減ります。

(6)返済が遅延してしまったら&困った時は...

①親に相談
②カード会社に支払う意志があることを必ず連絡して、迅速に支払い!
③法テラス、日本クレジットカウンセリング協会、消費生活センターなどの公的機関に相談

一番だめなのが、放置です!


また、クーリングオフという制度を使うことも覚えておきたいこととして紹介されました。クーリングオフとは、契約をしてしまったがやはり止めたい場合に一定期間無条件で契約を解除できる仕組みのことです。


実際にクーリングオフを申請する際の手順についても見ていきましたが、学生にとってはメールやはがきで公的な制度を申請するというのは難しいかもしれません。しかし、将来お金のトラブルに巻き込まれないためにもぜひ覚えておいてほしい制度の一つだと思います。

【授業後のアンケート結果より】

今回の授業の満足度に関してのコメントでは、「わかりやすかったから」や「自分のためになったと感じたから」、中には「同じ年代の人の話だとすごくわかりやすくて良かった」という声も寄せられました。また、一番印象に残った話題としては貯金やキャッシュレスを挙げる人もいれば投資や資産運用を挙げる人も多く、授業の中で日本経済があまり良い状態ではないということを学んだのも相まって、お金を増やすことについて興味が湧いている高校生が多いように感じました。


私自身の周りはあまり貯金をしない人達が多かったので、今回の小笠原高校の生徒の方達は貯金をする人が多いことに驚きました。今回の授業が、小笠原高校のみなさんにとって自分のお金と向き合うきっかけになれば嬉しいです。


当協会では、学校や地方自治体、企業のみなさまへの出張授業を行っています。難しいと思われがちなお金に関する話を、どういったことを授業で教えたいのか丁寧にヒアリングをさせていただいたのち、企画から一緒に検討し、分かりやすく伝えるお手伝いができれば幸いです。ぜひお気軽にお問い合わせください!


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日本金融教育推進協会 学生部 むすび


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